多くの国民の4人に1人はスギ花粉症。春のスギだけではなく、ヒノキ(春)やイネ科の植物(春~秋)、ブタクサ(夏~秋)など1年を通して約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
花粉症では、主に以下のような症状が出てきます。
- 連続的にくしゃみが起こり、回数が多い
- いくらかんでもサラサラの鼻水が止まらない
- 左右の鼻孔が同時に詰まり、息ができなくなることがある
- 目の周囲がひどくかゆくなり、充血が起き、また涙でボーッとなる
(ひどい場合は眼科の受診をお勧めします)
花粉症とは上手に付き合っていくしかありません。重症化すると、合併症を併発することもあります。
本格的なシーズンの2~3週間前から投薬を開始すると、次のような効果が期待できます。
- 発症のタイミングをずらす(遅らせる)ことができる
- 症状を軽くできる
- 薬の量を少なくすることができる(症状が出てからの投薬は、強い薬が多く、眠気が出るなどの副作用が出る場合があります)
投与する薬剤は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などです。医師と相談の上、花粉症のタイプや症状の度合いに応じて投薬します。
通年治療を5年間続けると、症状の3割が軽くなるという報告もあります。
東中野や北新宿周辺に住まれている方、働かれている方で上記の症状に悩まれている方は、ご相談ください。
花粉の飛散状況によっても症状が変わることがありますので、やはりこまめな花粉情報のチェックは必要でしょう。